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羽田空港のアクセス改善に向けての施策が鉄道各社から発表されています。
羽田空港への電車アクセスが強化中。京急も値下げに
インバウンドに湧く日本、来年は東京オリンピックもありより一層の海外からの旅行客受け入れ対策が必須ですが、東京の玄関口、羽田空港のアクセスの改善になる発表が鉄道会社から発表されています。
JR東日本は羽田空港と東京都心各所とのアクセスを向上させるため、新線「羽田空港アクセス線」の環境影響評価の着手を開始しました。
JR東日本の深沢祐二社長は15日、羽田空港と東京都心を結ぶ新路線「羽田空港アクセス線」について、5~6月に、東京駅方面とつなぐ「東山手ルート」の環境影響評価に着手すると発表した。2029年度の開業を目指す。開通すれば、羽田空港と東京駅を約18分で結び、従来よりも約10分短くなる。
確かに都心からは羽田空港へのアクセスは間違ってもいいとは言いづらい状況ですね。浜松町からモノレールを経由するか、京急でぐるっと回って羽田空港に行くか・・・。
この間ちょっと調べてみたら、渋谷から羽田空港まで三十数分、成田空港まで一時間ちょっと、と、実は羽田空港と成田空港までの時間差が30分くらいしかないのに驚きました。
またこの新線開通によりこういう効果もあるようです。
東山手ルートが開業すれば茨城、群馬、栃木方面を結ぶ「上野東京ライン」の電車も、羽田空港に直接乗り入れることができる。
これは地方から羽田を利用する人にとっては朗報ですね。
この新線「羽田空港アクセス線」は2029年開業見通しとのことで、まだ少し先になります。
京急電鉄、空港線を10/1から値下げ
こちらはすでに利用されている京急の空港線が値下げになる、という話です。
京浜急行電鉄は19日、空港線天空橋~羽田空港国内線ターミナル間と他の区間をまたがって乗車する場合に設定していた加算運賃を引き下げると発表した。あわせて空港線で設定された特定運賃は廃止となる。2019年10月1日からの実施を予定している。
これまで設備投資の償却として加算していた運賃が充分に回収されたとしての措置とのこと。記事から読み取れる各区間の価格を表にしてみました。
現行 | 値下げ後 | 差額 | |||||
区間 | ICカード | きっぷ | ICカード | きっぷ | ICカード | きっぷ | |
泉岳寺 | 羽田空港国内線 ターミナル |
448 | 450 | 328 | 330 | -120 | -120 |
品川 | 407 | 410 | 287 | 290 | -120 | -120 | |
京急蒲田 | 335 | 340 | 245 | 250 | -90 | -90 | |
京急川崎 | 407 | 410 | 287 | 290 | -120 | -120 | |
横浜 | 478 | 480 | 358 | 360 | -120 | -120 |
こうやって見ると結構な値下げですね。往復で最大240円の値下げなので、家族連れなどの旅行客にとっては結構な負担減だと思います。