ルフトハンザ航空、フライト「途中下車」の乗客を提訴

ルフトハンザ航空が飛行機に搭乗しなかった乗客に対して提訴を行う、というなかなかショッキングなニュースがありました。

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ルフトハンザ航空、フライト「途中下車」の乗客を提訴

飛行機の搭乗券は以前に比べてLCCの普及もあり安くなりました。とはいえおいそれと乗り捨て出来るような金額でもありません。利用者は可能な限り安くしようとあの手この手を考えますが、その中で乗継便を予約して「途中下車」する、という方法で安くできるケースもあるようです。

こういった利用に対してルフトハンザ航空が利用者を提訴する、というニュースが飛び込んできました。

ルフトハンザ航空、搭乗しなかった乗客を提訴
ドイツのルフトハンザ航空が、乗継便に搭乗しなかった乗客に損害賠償を求めて提訴している。問題とされているのは、格安航空券を購入した乗客が最終目的地まで行かず、経由地で降りる「Hidden City(隠れ都市)」というやり方だ。

(CNN) ドイツのルフトハンザ航空が、乗継便に搭乗しなかった乗客に損害賠償を求めて提訴している。問題とされているのは、格安航空券を購入した乗客が最終目的地まで行かず、経由地で降りる「Hidden City(隠れ都市)」というやり方だ。

乗継便の「途中下車」

要は目的地までの直行便の価格より、目的地を経由する別の行き先の航空券の方が安い、という問題のようで、Hidden City Ticketingというのは度々問題になるようです。
2014年にもユナイテッド航空と代理店orbitzが訴訟を起こしていたとのこと。Hidden City Ticketを検索できるサイトに対しての訴訟のようです。

確かに出発地からのフライトに搭乗していて、経由地からの便にノーショーだと航空会社も確認が大変ですね。そういう意味では運行に支障をきたす、という話もわかります。
また経由地については本来経由でしかないので変更されるリスクもあると思います。かといって逆転したプライシングになっているのは航空会社(または代理店)の販売促進から出た齟齬みたいなものなので、ちょっと違和感はありますね。

さらに驚きなのは、前出のユナイテッドの件が営利目的の企業に対しての訴訟だったのに対し、今回のルフトハンザ航空の訴訟は搭乗者、つまり顧客が対象になっている点です。
訴訟をするリスクも重々承知しての今回の措置だと思いますので、この先どういう進展を見せるのかも注目ですね。

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